仮想通貨(暗号資産)

【2022年】仮想通貨が暴落した2つの理由(いつまで続くのか?)

2022年に大きな仮想通貨の暴落が2つありました。

仮想通貨が暴落しているニュースを最近よく見るけど、なんで暴落しているのかよくわからない

仮想通貨の暴落はいつまで続くんだろう・・・

仮想通貨の暴落している間に何をすべきか教えてほしい!

 

このような疑問や不安を持っている人もいるのではないでしょうか?

 

個人的には、仮想通貨の暴落は、今後ずっと続くものではないと考えています。

なぜなら、世界経済の歴史を見ても、暴落したときはありますが、長期的に見ると成長しているからです。

しかしながら、最近のFTXの破綻にともなうFTTトークン大暴落のように仮想通貨によっては大きく損失を受けてしまうこともあるため、仮想通貨が暴落した理由を知り、正しい立ち回りをしていく必要はあると思います。

この記事では、以下のことについてわかりやすく解説しています。

  • 仮想通貨が最近暴落している2つの理由
  • 仮想通貨の暴落はいつまで続くのか
  • 仮想通貨の暴落中に何をしておくべきか

 

 

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

【2022年】仮想通貨が暴落している2つの理由

2022年に入ってから、仮想通貨の暴落が起きています。参考として、以下のチャートはビットコインの2022年初から11月現在までのものです(チャート引用:Google Finance)。

2022年は、大きく5月~6月にかけて1回目の暴落があり、そして11月に2回目の暴落が起こっています。

この2回の仮想通貨の暴落について詳しく見ていきましょう。

 

2022年5月~6月の暴落

 まず、5月の仮想通貨の暴落は、ステーブルコイン「UST」の大暴落により起こりました。

 

ポイント

通常の仮想通貨は変動が大きいのに対し、ステーブルコインは例えばドルなどの法定通貨と紐づけたり、特定の仮想通貨と紐づけたりすることで価格の変動を安定させるように設計されたものです。

 

ステーブルコインは価格変動が小さいので投資家に人気があったものの、USTが大幅に下落した原因として、アメリカの消費者物価指数が予想より高止まりしたことからアメリカ国内での景気後退へ警戒心が固まったことが挙げられています。

 

ビットコインも、ステーブルコイン「UST」の大幅下落がきっかけで暴落しています。

 

また、次の6月の暴落については、アメリカの消費者物価指数が市場を上回る伸びとなったことから、投資家の中でインフレ長期化への懸念や、FRB(アメリカの金融政策を策定する理事会)による金融引き締め政策への懸念が高まったことが原因と言われています。

 

2022年11月の暴落

11月の暴落は、ニュースでも様々な形で取り上げられたため、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

経営破たんした大手仮想通貨交換所のFTXがエンゼルスの大谷翔平選手やテニスプレイヤー・大坂なおみ選手などの著名人を広告塔として起用していたことから、アメリカの投資家から広告塔の著名人が損害賠償訴訟を起こされたといったニュースもありました。

 

簡単におさらいすると、

・大手の仮想通貨交換所FTXは2019年にサム・バンクマン・フリードという人物が設立

独自の仮想通貨である「FTTトークン」を発行

・2022年5月のステーブルコイン「UST」大暴落時も、破綻企業の救済に動くなど”白馬の騎士”と呼ばれていた

・サム・バンクマン・フリード氏が2017年に立ち上げたもう1つの会社アラメダ・リサーチ

・11月初にアラメダ・リサーチの財務状況が空っぽであることが判明

・さらにはFTTトークンを担保にした負債があることや、FTXが顧客資産を流用していた疑いもある

 

こうして見てみると、仮想通貨もあくまで信用の上に成り立っているもので、その信用が崩れると、一気に崩壊してしまうんだなぁと感じさせられる出来事でした。

 

なお、真相については現在も調査中とのことですが、FTXとアラメダ・リサーチがFTTトークンの価格を不当に釣り上げたりしていたという情報もあったりしますので、まだまだ仮想通貨の価格への影響は続くのだろうと思います。

 

仮想通貨の暴落はいつまで続くのか

それでは、2022年5月ころから続いている仮想通貨の暴落は、いつまで続くのでしょうか?

仮想通貨は非常に多くの種類があるので、一概にすべてとは言えませんが、ビットコインについては、私個人は今後、暴落の波を抜けて価格は上昇していくと考えています

その理由を今回は2つの視点から解説します。

 

ビットコインが上昇する3つの要因

ビットコインの発行量に上限が設定されていること

ビットコインは、もともと設計されたときに、発行量2,100万BTCという上限が設けられています(そのようにプログラミングされています)。

 

そのため、希少性が確保されたうえで、広く流通していく=多くの人が買い求めると価値が上がるという仕組みです。

 

実は、すでに90%ほどが発行されていますが、今後、総発行量の上限である2,100万BTCに到達するのは2140年ころと言われています。

 

かなり時間がかかるように感じますが、これは次で説明する半減期というものがあるためです。

 

半減期の存在

ビットコインの半減期とは、ビットコイン自体の価格が半減するということではありません。

ビットコインのマイニングによる報酬が半減するということです。

 

マイニングとは、仮想通貨の新規発行や取引の記録処理などを自分のパソコンなどで演算して協力することで報酬として仮想通貨がもらえるという仕組みです。

世界には、このマイニングによって稼いでいる人(集団)もいます。

 

このマイニングによりビットコインが新規発行されるわけですが、このマイニングの報酬がインフレ防止のために4年に一度半減します。すると、マイニングで稼いでいた人(集団)の中には撤退する人も出てくるので、マイニングのスピードが落ちてしまいます。

 

このため、発行上限の2100万BTCに達するのが2140年と、かなり先の見込みになっているわけです。

 

このようにして発行量をコントロールしているわけですが、これまでの過去3回(2012年と2016年、2020年)の半減期を振り返ってみると、3回とも半減期を迎えた直後にビットコインの価格が上がっています500%程度)。(チャート引用:Google Finance)

次回の半減期は2024年ですが、この傾向をしっている投資家が特に2022年から2023年にかけて動いてくるのではないかと思っています。そのため、現在の暴落の時期にどう立ち回っておくのかが重要になってくると考えます。

 

ビットコインのアップデート

ビットコインもデータ上のものであるため、アップデートというものがあります。

アップデートの内容は、取引速度の向上やセキュリティ向上、プライバシー機能の向上といったものになりますが、このアップデート後もビットコインの価格上昇に影響を与えます。

 

直近では、2021年11月に「Taproot(タップルート)」というアップデートがあり、ビットコインの価格は値上がりしました。

今後もアップデートは控えていると言われているので、ビットコインの価格上昇に期待ができると思います。

 

仮想通貨の将来予測

仮想通貨は価格の変動が大きいため、暴落しているときは短期的に見ればマイナスの意見が多いです。しかし、長期的に見ると前述したとおり上昇する可能性は高く、暴落している今がまさに買い時であるという意見もあります。

 

私も仮想通貨の購入は、長期的な目線で行うべきだと考えていて、暴落しているときや高騰しているとき関係なく、少額ずつの積立購入という形が一番ベストではないかと思います。

 

また、将来の見通しとして、AIによる分析や著名人による予測を見ると、中・長期的には価格は上昇するという意見が多いです。中には、2030年までに価格が1億円を超えるという予測もあります。

 

特に最近はビットコインや仮想通貨のネガティブなニュースも多いですが、将来は暗いことばかりではないと思いますよ。

 

仮想通貨の暴落中に何をしておくべきか

仮想通貨が暴落しているいま、具体的に何をしておけばよいのか、

 

少額購入、積立をはじめる

投資資金の状況にもよりますが、仮想通貨は株などに比べて変動が激しいため、中長期向きです。

余剰資金で行うことが望ましいですが、長期にわたって保有することを考えている人は、少額購入(できれば積立)を始めるのも選択肢の1つだと思います。

積立のメリットは、価格が安いときはたくさん購入でき、価格が高いときは高値掴みを避けられるため、リスクを抑えつつ資産を形成できることです。

 

一極集中の購入や一気に買い増しはNG

1つの仮想通貨、例えばビットコインのみを集中的に購入したり、価格が下落しているからといって一気に買い増しするようなことはしないほうがいいでしょう。

さらなる下落がないとも言えませんし、将来価格があがるとしても、現在の価格が半分になったりすると精神的にも悪い気がします。

ビットコインのみを購入するとしても少額で少しずつ積立、可能であればイーサリアムなど時価総額が大きい仮想通貨も少額購入する、など分散して購入するのがおすすめです。

 

また、仮想通貨取引所の中にはレバレッジ取引(証拠金を担保に何倍もの金額を取引できる仕組み)ができるところもありますが手をだすときは注意が必要です。

 

1つの仮想通貨取引所に集中しない

仮想通貨取引所は、それぞれ特色があり、取り扱っている仮想通貨の種類や手数料、使いやすさなど比較して、メインの取引所のほかにもいくつか口座を開設しておくことをおすすめします。

 

取引所での取引はA社の口座、積立はB社の口座、のような使い方もできますし、一方がメンテナンス中だった場合や、最悪の事態が起こった場合を想定すると、リスク分散の観点から、複数の取引所で口座を持っていたほうがいいと思います。

 

まとめ

今回は2022年の仮想通貨が暴落した理由と暴落時にどのように立ち回るのかを解説しました。

1つ言えることは、仮想通貨を始めた場合は、仮想通貨に関係する情報は日々収集しておくことが大事だということです。

 

例えば、ニュース、SNSはもちろん、仮想通貨取引所のHPやアプリなどでも仮想通貨に関する情報が配信されていますので、毎日ではないにしても、定期的に確認することをおすすめします。

 

暴落の波を抜けて、近い将来、ビットコインの価格が上昇することを期待して、仮想通貨を始めてみませんか?

 

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  • この記事を書いた人

ゆりけん

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