仮想通貨(暗号資産)

【2023年版】仮想通貨のIEO予定|IEOによる価格の予想を過去の実績から解説

・2023年の仮想通貨IEOの予定が知りたい

・仮想通貨がIEOするとどうなるのか、価格の予想が知りたい

・そもそも仮想通貨のIEOって何?

 

こんな疑問を解決する記事を書きました。

 

この記事では、日本国内の仮想通貨取引所における今年2023年のIEOの予定についてお伝えします。

 

また、今後のIEOの価格が予想しやすいように、過去のIEOにより仮想通貨の価格がどのように変動したのか実績を調査して整理しました。

 

記事前半では、そもそもIEOとは何なのか解説し、後半では2023年のIEO情報をお伝えします。

 

5分で読めるのでサクッと見てきましょう。

 

※2023年2月15日 CoincheckよりフィナンシェトークンのIEO情報が出たので反映済み

※2023年3月29日 DMM BitcoinよりNippon Idol Token(NIDT)のIEO申し込み開始

 

仮想通貨のIEOとは何?

そもそもIEOとはInitial Exchange Offering(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)の略で仮想通貨を用いた資金調達方法のことをいいます。

 

つまり、仮想通貨を発行するプロジェクト(発行元)が仮想通貨取引所を使って資金を調達することです。

 

なぜIEOをするのか、それぞれの立場からのメリットを見てみると納得がいきます。

発行元 : 市場へ上場する前に仮想通貨を販売し、事業に必要な資金を調達できる

投資家 : 将来値上がりする可能性がある仮想通貨へ先行投資できる

取引所 : 投資家(ユーザー)の増加、手数料収入が期待できる

 

これに対し、ICO(Initial Coin Offering、イニシャル・コイン・オファリング)というものがあります。

 

IEOとの大きな違いは、ICOは仮想通貨取引所を介さないという点。

 

どういうことかというと、ICOでは仮想通貨の発行元と投資家が直接やり取りをします。

 

一方、IEOは仮想通貨取引所が間に入るため、発行元の企業やプロジェクトの内容を取引所が精査したうえで、問題ないと判断した場合にIEOが実施されます。

 

なので、IEOの方が信頼性が高く、安心であるといえますね。

 

実際、過去にICOによる詐欺が横行していたことから日本では2017年に法律が改正されてます。

 

2023年現在は、仮想通貨交換業の事業者登録をしていなければICOを実施できません。

 

また、国内の場合は、仮想通貨交換業の事業者登録しているのは仮想通貨取引所になります。

 

ということは、実質、すべて間に仮想通貨取引所が入るためIEOとなり、事実上ICOは淘汰されています。

 

株に慣れてる人からするとIPO(イニシャル・パブリック・オファリング)と似ているな、と思うんじゃないでしょうか?

 

IPOの流れは、証券口座を持っていれば、新規上場株に抽選申し込み→当選したら上場と同時に売って利益を得る、ですもんね。

 

そのイメージで問題ありません。

 

仮想通貨のIEOのやり方(参加方法)

IEOのやり方ですが、IEOが実施される仮想通貨取引所に口座を持っていれば参加できます

 

ただし、IEOは人気があるので申し込み数が多くなりがちです。

 

そのため、過去2回の国内でのIEOはいずれも抽選販売でした。(抽選という点もIPOと同じですね)

 

日本の仮想通貨保有人口は600万人ともいわれているので、販売枚数にもよりますが、

 

おそらく今後も抽選販売になるんじゃないかと思います。

 

ちなみに過去2回の日本国内のIEOでは、いずれも日本円で購入できています。

 

(仮想通貨で別の仮想通貨を買うのは、まだ日本では馴染んでいない気がするので今後も日本円での購入になるんじゃないでしょうか)

 

今後IEOが予定されている仮想通貨取引所は以下の通り。

 

いつでもIEOに参加できるように、口座開設しておきましょう。

コインチェック(Coincheck)公式ホームページ

ビットフライヤー(bitFlyer)公式ホームページ

GMOコイン公式ホームページ

DMM Bitcoin公式ホームページ

 

過去の仮想通貨IEOによる価格変動(過去の実績)

過去の日本国内におけるIEOの事例について詳しく見ていきます。

 

その① パレットトークン(PLT)の実績

国内で初めてのIEOは、仮想通貨取引所・コインチェック(Coincheck)で行われたパレットトークン(PLT)です。

 

パレットトークン(PLT)は、株式会社HashPaletteが発行した仮想通貨。

 

株式会社HashPaletteでは、日本を代表するNFTであるCryptoNinjaから派生したNFTゲーム「CryptoNinja Party!」を開発・提供しています。

 

パレットトークン(PLT)は、2021年7月に上場しており、販売枚数2億3千万枚で抽選倍率はなんと24倍。

 

販売価格は4.05円(1口1,000PLT、申込口数上限2,400口)でしたが、100円近くまで値上がりしました。

 

上昇率は20倍以上です。

 

上限まで購入していたら、

 

1,000PLT/口 × 2,400口 × 4.05円/PLT = 12万円分 → 20倍で240万円

 

IEOの成功事例ですよね。

 

2023年1月現在は8~9円程度で推移してますが、それでも販売価格の2倍程度です。

 

チャート引用:CoinMarketCapより

 

その② FCRコインの実績

IEOの国内2例目は、仮想通貨取引所・GMOコインで実施されたFCRコインです。

 

FCRコインは、沖縄のサッカーチームFC琉球が発行した仮想通貨で、保有すると、チームの支援やクラブの投票に参加したりできる。

 

2022年5月に上場しています。

 

2022年5月といえば、仮想通貨の暴落が起きた時期です。(詳しくは下の記事参照)

 

仮想通貨市場も相場が悪かったことや急遽、取引数量が変更になるなど悪条件が重なったためか、上場後すぐにIEO価格を下回りました。

 

販売枚数は4億5千万枚、販売価格は2.2円でしたが、上場したその日に半値以下に暴落。

 

パレットトークン(PLT)のIEOに比べると、投資家目線ではあまり成功した事例とはいえません。

 

 

つまり、過去の2例から言えることは、必ずしもIEOで儲かるというわけではないということ。

 

その③ 海外でのIEO事例

ついでに海外でのIEOの事例についてもざっくり調べてみました。

 

以下が要点です。

  • 2019年に初めてのIEOが実施(BinanceでBittorrentというプロジェクトがBTTトークンを販売)
  • それを皮切りに2019年上半期の間に約70ものプロジェクトがIEOを実施
  • 投資の結果、利益がでた銘柄と損失が出た銘柄は半々
  • 1000%以上の高騰した銘柄もあったが、価値が半値以下になった銘柄もあった
  • いずれの銘柄もIEO直後の最高値以降、その価格を超えてはいない

 

このことからも、IEOで仮想通貨を買ったとしても、必ずしも儲かるとは限らないといえます。

 

母数が少ないので明確には言えませんが、結果だけ見ると儲かる確率は50%くらいでしょうか。

 

 

2023年のIEO予定(日本国内の仮想通貨取引所)

2023年に予定されている日本国内の仮想通貨取引所でのIEOについて調べました。

仮想通貨取引所 プロジェクト サービス 予定時期
コインチェック(Coincheck) フィナンシェ クラウドファンディング 当初2022年夏→延期され2022年12月の発表で今冬となっている→2月21日~申し込み開始
GMOコイン Palmu ライブ配信プラットフォーム 2023年夏予定
ビットフライヤー エルフマスターズ NFTゲーム 時期未定
ビットフライヤー Yay! SNSサービス 時期未定
DMM Bitcoin Nippon Idol Token(NIDT) アイドル関連プロジェクト 2023年3月29日から申し込み開始

今のところ、何月何日とはっきり情報は出ていないですが、参加したいと考えているなら、口座開設は先にしておきましょう(開設は無料)。

 

※2023年2月15日 Coincheckよりフィナンシェトークン(FNCT)のIEO情報が出ました。

 

2月21日より購入申し込み開始とのことです。

 

詳しい日程は以下のとおり。

2023年2月21日 12:00 購入申し込み開始
2023年3月7日 12:00 購入申し込み終了
2023年3月7日 購入申し込み終了後 抽選
2023年3月8日~9日 順次 フィナンシェトークン受渡し&抽選結果通知
2023年3月16日 12:00 Coincheck取引所にてフィナンシェトークンの取り扱い開始

 

口座開設がまだなら、こちらから開設しておきましょう👇

 

 

※2023年3月29日からDMM BitcoinにてNIDTのIEO購入申し込みが開始されました。

 

日程は以下の通り。

2023年3月29日 19:00 購入申し込み開始
2023年4月19日 11:59 AM 購入申し込み終了
2023年4月20日 抽選
2023年4月24日 NIDT受渡
2023年4月26日 19:00 NIDT取扱開始

 

 

 

IEOに関するQ&A

IEOに関するQ&Aをいくつか紹介します

 

Q IEOに参加するデメリットは何かありますか?

A IEOが実施されたからといって必ずしも仮想通貨が値上がりするとは限らないという点がデメリットといえます。

 

Q IEOに参加したら、必ず仮想通貨が購入できますか?

A 過去の事例より、抽選販売となる可能性があります。その場合、抽選に外れると購入できません。

 

Q IEOの実施日はいつ頃わかりますか?

A 過去の事例では数日前に公表されているので何とも言えませんが、おおよその時期が近づいてきたら、仮想通貨取引所の公式サイトをチェックするなど、情報を確認するようにしましょう。

 

Q 申込期間はどれくらいですか?

A 過去の事例では、2週間程度です。こちらも情報が公表されるのをこまめに確認しましょう。

 

仮想通貨のIEOまとめ

仮想通貨のIEOについて解説するとともに、今年2023年の国内仮想通貨取引所におけるIEO予定をお伝えしました。

 

また、過去の国内でのIEO実績から、必ずしも儲かるわけではないということが言えるため、参加するなら余剰資金で行うようにしましょう。

 

個人的には、抽選となる可能性が高いと思うので、まずは抽選に申し込んで、当選してから判断することでもいいかなと思います。

 

IEOに参加する前提条件として、仮想通貨取引所での口座開設は必要なので、参加を考えているのであれば前もって開設をしておきましょう。

 

口座開設は無料です。

 

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  • この記事を書いた人

ゆりけん

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